こんにちは。
韮崎市にある肩こり腰痛専門【整体ありすけ】の有野です。
こないだは今流行りの肩甲骨はがしについてブログを書きました。
今回は、国民病でもある肩こりの原因、肩甲骨をガチガチにしてしまう原因、メカニズムについて書いていきたいと思います。
1.肩こり悪化の原因は「肩甲骨外転」の動きがいけない!
肩甲骨は肋骨に上に浮いているように存在し、6つの動きがあります。この6つの動きの中で、肩こりの方が最も多くしている肩甲骨の動きがあります。
それは「肩甲骨外転」という動きです。
肩甲骨外転するのがどのような状況かと言うと、頭を前に突き出し、猫背になっているような姿勢が多いです。
パソコンやスマートフォン、タブレットなど使っているときはこのような姿勢になっていることが多いでしょう。
肩甲骨外転の姿勢でいるときは、前鋸筋や小胸筋が収縮し、背中で肩甲骨を覆っている僧帽筋や肩甲挙筋が外側に引っ張られます。
仕事でデスクワークが多かったり、プライベートでスマートフォンやタブレットをよく使うという人はこの状態が毎日続きます。
肩甲骨周りの筋肉は緊張状態が続き、血流は悪くなり、どんどん柔軟性がなくなっていきます。
このとき、肩甲骨は柔軟性を失い、こわばった筋肉に周囲を固められ、外転したままの状態でガチガチに固まってしまいます。
本来、肩甲骨は肋骨の上を自由にスライドできる骨なのですが、それが外転状態で動かなくなると元に戻ることができないので骨格のバランスが崩れます。
猫背の姿勢のままが続き、肩こりはどんどん悪化し、慢性化していくということになります。
2.肩こりの原因・メカニズムとは?
今回、伝える肩こりの原因ですが、筋肉のこわばり肩こりになるメカニズムを紹介します。
肩こりになるメカニズムですが、肩こりの原因は主に姿勢、運動不足、ストレスの要因が大きいと思います。
まず、3つの要因のどれかが原因で首・肩周りの筋肉に負担がかかり、筋肉がこわばり肩甲骨の動きが固まってしまいます。
筋肉が固くこわばってしまうと、骨と筋肉の間にある血管は押しつぶされ圧迫されてしまいます。
血管は筋肉によって圧迫されてしまうと、全身に送り届ける栄養や酸素を含んだ血液を送ることが出来なくなり、阻血状態に陥ります。
また、血管は圧迫されることにより疲労物質が血中内に溜まってしまいます。
疲労物質はいわゆる乳酸というようなもので、この乳酸が体内にたくさん溜まってしまうと反射的に筋肉を収縮させてしまうため肩コリや首コリに繋がります。
3.一度起こった肩こりは悪循環のスパイラル?!
肩こりの症状がでているこわばった筋肉の周囲では、悪循環のスパイラルが起こっています。
肩こりになると首・肩周りの筋肉がこわばり、血管を圧迫し血流は悪くなり、酸素の供給不足が起こります。
血中内の酸素が欠乏すると、乳酸などの疲労物質が作られるようになります。
乳酸は、筋肉が収縮してエネルギーを放つときにブドウ糖が分解される過程で作られるものです。
最終的には乳酸も分解されてエネルギー源になりますが、筋肉に過度の負荷が加わり酸素不足になると、筋肉内に蓄積します。
乳酸が溜まると筋肉は固くなり、神経を圧迫したりして、痛みの原因になることもあります。
筋肉が固くこわばっていると、さらに循環は悪くなり、体の中に乳酸がどんどん溜まるという悪循環が加速します。
この乳酸が増えることで筋肉は反射的に収縮し、神経を刺激して肩コリ・首コリの痛みが生じるようになってしまいます。
そして、その痛みはさらに筋肉の負担となり、また筋肉がこわばってしまいます。
このように、1度起こった肩コリ・首コリはスパイラルを断ち切らない限り、一生ループし続けます。
肩こりを放置してしまうと、乳酸は溜まり続けるためどんどん悪化し、慢性化してしまうのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
肩コリ・首コリ・背中のコリでお悩みの方は今すぐになんとかしないといけないと思ったのではないでしょうか?
放置すれば放置するほど、手足だけでなく内臓にも影響する可能性も考えられます。
肩こりを改善するためにも、まず、自分の生活習慣を見直して、肩甲骨を動かす運動習慣を取り入れてみて下さい。
それでも肩こりが改善しないという方は、1度、整体ありすけへいらしてください。
きっと、慢性的でどうにもならない肩こりが良い方向へと導けると思います。
最後までブログをお読みいただきありがとうございました。