肩こりで悩んでいる人はどのくらい?

上記のグラフを見てもらうと、肩こりで悩まれているのは男性よりも女性が多いことが理解できます。
男性は2位、女性は1位に肩こりを訴えている人が多いというわけですね。
そのくらい肩こりで悩まれている方は性別あまり関係なく、多くいます。
整体ありすけでも下記のような訴えのある方がよく来られます。
- 首か肩、肩甲骨にかけて痛みやだるさがある
- 目が疲れる
- 仕事柄、デスワークで首や肩が凝る
- 凝りが辛くて吐き気がする など
慢性の肩こりになる原因としてさまざまなことが考えられますが、下記のようなことがおおまかにあります。
- 心理の問題(顕在・潜在意識レベル)
- 内臓の問題
- 過去の外傷(ぶつけたり、骨折したりなど)
- 血液・リンパ液の循環不全
- 脊柱や骨盤、四肢の関節の歪み
なので、肩や首を揉んでも意味がありません。というか、今以上に筋肉の凝りは強くなり慢性的な症状を作り出してしまいます。
また、強くも揉むようなことをしている限り、体は麻痺し、まったく改善の傾向は見られません。
心理の問題(顕在・潜在意識レベル)
体は精神、魂、肉体があって、形成されています。

この三角形の中心にあなたが存在します。
精神レベルで問題があると、肉体や魂に影響を及ぼし、三角形の中心にいるあなたに症状として訴えます。体は何かしらのメッセージを伝えるために症状を作ったりします。
例えば、職場の人間関係の問題や家庭内など怒りや不安の感情を抱くような出来事があったとします。この時、芽生えた感情は日々、生活していく中でどんどん溜まっていきます。
すると、体はこのまま怒りや不安の感情をもっと貯めるのは危ないと無意識に判断します。そして、こういった感情から無意識に体に症状を作ります。症状を作ることで本人は怒りや不安の感情から痛みにシフトチェンジします。
そして、慢性的な症状で毎日辛い日々を送っていきます。
こういった場合は、精神的な問題を本人が自覚するまでは何をしても変わりません。本人がその感情を認識し、自覚し、向き合うことが大事なのです。
内臓の問題

内臓は肺・心臓・肝臓・胃・小腸・大腸・膵臓・腎臓・膀胱・前立腺・子宮・卵巣などがあります。
内臓が主に負担を受けやすいのが
- 食生活
- 精神的ストレス です。
暴飲暴食や普段よく口にするものは意外と内臓へダメージ与えていることがあります。
例えば、小麦粉や乳製品などが代表的です。
小麦粉はグルテン、乳製品はカゼインというようなものが含まれていますが、どちらも腸へダメージを与えます。腸はこういった食べ物から負担を受けて、栄養の吸収が阻害されてしまいます。
また、腹部を触診すると圧痛があったり、張り感が強いです。
内臓が固くなることで、うっ血を起こし重くなります。重くなることで肩や首までも下方に引っ張り、猫背なような姿勢に変化し、首や肩、背中などに張り感を与えやすくなります。
過去の外傷
体のどこかをぶつけたり、骨折、捻挫などの外傷をするとそのとき受けた衝撃を体の中に記憶します。
そのとき受けた衝撃が残っていると組織を固くし、血流が悪くなります。
なので、そういった衝撃は抜かない限り、血流は改善せず、症状も変化しないままです。
血液系・リンパ系の循環不全
血液は動脈と静脈が存在します。動脈は肺から酸素を取り込んだり栄養を全身の細胞へ酸素を送ります。静脈は二酸化炭素や老廃物を心臓へ戻ります。
リンパはリンパ管を通りながら静脈が運びきれなかった老廃物を運びます。リンパ管が詰まりと老廃物が流れなくなり、痛みや腫れたりすることがあります。
血液は心臓のポンピングで流される全身を流れますが、リンパは筋肉や関節、呼吸の運動により流れます。呼吸に大きくかかわるのが横隔膜です。

体内の血液やリンパの循環にもよくかかわるのがこの横隔膜です。この横隔膜が固いと呼吸は浅く、肺に空気が入りにくくなり、肺の弾力性も低下してしまいます。そうなると、循環は悪くなります。また、胸郭は固くなり、肩や背中は固くなりやすくなります。
呼吸が深く楽になることで、リンパや血液の循環は良くなり、自然と肩や背中も楽になります。
脊柱や骨盤、四肢の関節の歪み
骨盤、背骨は体の中心にあり、手足が抹消に生えているようなイメージがあります。
骨盤は体の土台であり、そこから頭までつながっているのが脊柱になります。骨盤の土台が歪むとそこから脊柱も歪みやすいです。
もちろん筋肉も骨にくっついていますので、関節が固くなると筋肉の動きも固くなり、コリを作ることにもなります。
関節や筋肉は単独で存在するものはなく、すべてつながっています。ひとつが崩れると別のところまで影響されるわけなので肩こりや首コリにもなりやすくなります。